汚れたメイクブラシのお手入れには何を使っていますか?
よく聞くのは中性洗剤や純せっけん、コスメブランドが販売しているブラシクリーナーではないでしょうか。
個人的なブラシのお手入れの悩みとして、
・中性洗剤やせっけんでで洗うと乾くのが遅い
・なんなら翌日に使いたかったのに乾いてない
・コスメブランドのクリーナーは少し値段が高く感じてしまう
というものがありました。
今回は、安くて簡単に、ブラシを傷めず短時間で乾かせる「無水エタノール」を使ったお手入れ方法について書いていきます。
無水エタノールでお手入れするメリット
無水エタノールは、水分をほぼ含まない純度の高いエタノールのことです。
洗浄力が高く、油性汚れを落とすのに優れていて、ブラシについたコスメや皮脂汚れをきれいに落としてくれます。
お手入れ後は新品のようなふわふわの触り心地で、メイクのりもバッチリです。
①ブラシを傷めない
洗浄力が高いと、ブラシの毛質を痛めてしまうしまうのでは?と心配になるかもしれません。
ですが、無水エタノールは揮発性が高く速乾性に優れているので、ブラシをほぼ痛めません。
また、エタノール濃度の高い無水エタノールは消毒効果にも優れていて、菌が繁殖しづらいというポイントも。
中性洗剤やせっけんで洗うと乾くのに時間がかかるし、濡れた状態が長いほど菌が繁殖しやすいのでお肌にも悪影響です。
無水エタノールでお手入れをしたブラシを触ると新品に戻ったかのようなふわふわの触り心地で、ずっと手に撫でつけていられるほど滑らかな肌触りに戻ります。
②速乾性
無水エタノールは揮発性が高いため、とにかく乾くのが早いです。
汚れをしっかり落とし、短時間で乾くので、お手入後は翌日を待たずに使えます。
③安い
500mlで1200円ほど(2023年4月現在)で購入できます。
大抵のドラッグストアに置いてあるので、いつでも購入できる手軽さも嬉しいポイント。
お手入れ方法
お手入れのタイミング
ブラシのお手入れは、汚れが目立ったり、メイクのりが悪くなったタイミングでOKです。
用意するもの
・ブラシ
・無水エタノール
・ブラシを洗う容器
・ティッシュ
お手入れの手順
油分でベタベタになってメイクのりが最悪になったアイシャドウブラシ(白鳳堂の灰リスブラシ)
①容器にブラシの毛の1/3ほどの量の無水エタノールを入れる
②ブラシを入れて容器の底に撫でるようにして汚れを落としていく
③ブラシの汚れがひどい場合は汚れた無水エタノールを捨てて、①②を繰り返す
汚れが出なくなったらお手入れ完了です。
④ブラシに残る水気をティッシュに軽く移して、ブラシにフィットさせるようにティッシュを巻く
あとは日陰で放置しておくだけ。
翌日には新品のような状態に戻っています。
使用する際の注意
無水エタノールはアルコールの一種で、燃料としても使われるほど。
とても引火しやすいので、使用する際は火気厳禁です。
愛用のブラシを長く使うために
大切なメイクブラシを少しでも長く使うためには、定期的なお手入れが大切です。
特に、質の良いブラシやお気に入りのブラシは長く愛用したいもの。
私はかれこれ数年間は無水エタノールで汚れたブラシのお手入れをしていますが、今のところ毛質の痛みを感じていません。
お手入れは手間といえば手間ですが、簡単なうえ1日経たずに新品のような状態に復活させてくれます。
「次の日使いたいけど乾くかな…」という心配も、「当日乾いてなかった」という腹立たしさも、「多分メイクしないあの日にお手入れしないと」という計画を立てるわずらわしさともお別れです。
思い立った時にお手入れができるので、気分も楽です。また、コスメブランドのブラシクリーナーに比べて安いので、惜しみなく使えます。
一度試してみてほしい、おススメのお手入れ方法です。