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【道具不要】簡単にできる車のエアコンフィルター交換方法

2023/12/30

今回やりたかったことは、「車のエアコンフィルターを自分で交換できるようになりたい」です。

ワイパーの交換が思った以上に簡単にできたので、エアコンフィルターも交換できるんじゃない?と思ったのがきっかけでした。

エアコンフィルターはさすがに難しそうだし無理かなと思いつつ色々な記事を読み漁ったところ、意外にも簡単にできそうな感じだったのでチャレンジを決意。
実際かなり簡単にできたので、かかった費用や交換方法などについて書いていきます。

エアコンフィルターの交換時期の目安と費用

交換時期
走行距離1万km または 1年に1回程度

費用
フィルター代 + 工賃

エアコンフィルターは消耗品なので定期的な交換が推奨されていますが、意外とお金がかかります。
特に輸入車は、フィルター代と工賃代を合わせて1万円程かかる場合もザラで中々の出費。
自分で交換するならフィルター代のみでOKだし、フィルターの性能も選べます。

エアコンフィルターを交換しないとどうなるのか エアコンフィルターの役割

エアコンフィルターの役割は、構造的に水の濾過というイメージが近いと思っています。

エアコン本体には、外から花粉などの異物が侵入してきます。
その異物をエアコンフィルターがせき止めて、きれいな空気が車内に取り込まれる仕組みです。
ですが、交換せずに放置しておくと、次のような弊害が発生してしまいます。

エアコンの効きが悪くなる

エアコンフィルターはじゃばら状になっていて、日常的な使用で折り目に花粉やほこり、葉っぱなどが溜まっていきます。
ゴミが溜まることで風量が減り、エアコンの効果が十分に発揮できなくなってしまいます。

燃費が悪くなる原因にも

エアコンの効きが悪くなることで、エンジンが余計な力を使ってしまいます。
それにより、燃費悪化の原因にも繋がります。

花粉などの異物が車内に侵入しやすくなる

エアコンフィルターには、カビや花粉などの異物が車内に入らないようにしてくれる機能があります。
ですが、エアコンフィルターにゴミが溜まるとその効果も薄れてしまいます。
花粉やカビなどが含まれたエアコンの空気を吸い込んでしまうと、健康被害をもたらす可能性も。

自分で交換するときに心配だったこと

実際に自分でやってみようと思った時に、次の2点が心配でした。

・間違えずに車に適合した製品を購入できるか
・実際ちゃんとエアコンフィルターの交換ができるのか


一番重要なのは、車に合った品番のエアコンフィルターを選ぶことです。
まずは、エアコンフィルターの選び方についてご案内していきます。

自分の車に合うエアコンフィルターの探し方

まずはご自身の車の「車種の型式」と「車体ナンバー」を確認します。
そして、カーショップや通販サイトにある適合表と照らし合わせながら選べばOKです。
車体ナンバーについては、車の年式を調べるために必要になります。

「車の型式」と「車体ナンバー」の確認方法

この2点は、車を購入した時の契約書や車検証などで確認することができます。
車体ナンバーについては、車のダッシュパネルやエンジンルームの奥に付いている場合もあるようです。

分からなければディーラへ問い合わせてみましょう。

自分の車に対応したフィルターが分からなくてもOK

お店の店員さんや購入したいネットショップの問い合わせ画面から、「車の型式」と「車体ナンバー」の2点を伝えれば、適合する製品を教えてもらえます。
私は間違えて入力してしまうことが心配だったので、それぞれ写真を撮って一緒に添付しました。

そして今回は、「マーレ」というメーカーのものを購入。
安いものだと2,000円を切る物もありますが、機能性も重視したかったので活性炭タイプのものを選びました。
こちらは消臭・脱臭はもちろん、花粉やPM2.5といった微粒子も除去してくれます。

料金は3,000円ほどと(2023年12月現在)、ディーラーでの料金の半分以下。
必要経費とはいえほぼ毎年の出費に悩んでいましたが、これなら財布の負担になりすぎないと感じています。

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それでは次に、エアコンフィルターの交換手順についてご案内していきます。

エアコンフィルターの交換方法

手順は4つ。道具不要でやり方も簡単です。
ただし車種によっては、エアコンフィルターの格納庫がネジで止められている場合もあるので、念のため確認してみてください。その場合はドライバーをご用意ください。
今回は、フォルクスワーゲン ポロ TSI1.2の場合を載せていきます。

フィルターの蓋を外す

ポロTSI1.2の場合、ダッシュボードの下にエアコンフィルターが格納されているカバーが見えます。

画像のように、ツメを内側にスライドするとロックが外れるので、カバーを取り外します。

古いフィルターを抜く

カバーを外すとすぐにフィルターが見えるので、引き抜きます。

※フィルターはじゃばらになっていて、差し込む向きが決まっています。
古いフィルターを引き抜いた時の状態を保って近くに立てかけておけば後で確認できるので、新しいフィルターを入れる時に方向を間違えずに済みます。

新しいフィルターを入れる

向きを間違えないように新しいフィルターを入れます。

マーレのフィルターは純正フィルターと比べて厚みがあるせいか、入りにくくて焦りました。
フィルターの真ん中をぎゅっと押して入れると入りにくく、じゃあ端から押し込んだら入るかな?と思い手前側の端から斜めに押し込むということを数度試すと入ってくれました。
また、中々入らず困っていた時に、元々入っていた純正フィルターはどうやったら入るんだろう?と思って試してみると、生地が薄めだったおかげか、真ん中を軽い力でトントンと叩くとすんなり入りました。
フィルターが厚めだと、力の入れ具合や押し込む角度の微妙な調整が重要なのかもしれません。

フィルターの蓋を戻す

外したカバーを元に戻します。 カバーを嵌めて、ツメを外側に戻してロックをかければフィルターの交換は完了です。

実際に使用してみて

交換後1年ほど使用しましたが、私は花粉症やダストアレルギー持ちではないため、はっきりと分かる効果は実感できていません。
ただ、長期間交換しなければフィルターの効果は確実に低下していきます。
それによって花粉やほこりなどが車内に侵入してしまったり、燃費の悪化に繋がるリスクを考えれば今後も定期的な交換は必要だと感じています。
少しでも愛車に長く乗りたい場合や車の買い替えを少しでも先延ばしにしたい場合、些細かもしれませんがこうした手間が後々地味に効果を発揮するような気がしています。

使用済みフィルターの処分方法

古いフィルターは、大抵は可燃ごみとして処分可能です。
ただし自治体によって異なる場合があるので、念のため確認してみてください。

エアコンフィルター交換の季節について

花粉症持ちの方は、2~3月にエアコンフィルターを交換するのが良いのでは?と感じています。
花粉が飛来し始めるタイミングで交換しておけば最大限効果を発揮してくれるので、多少は車内での花粉の影響が軽減されるのではないかと思います。

セルフ交換は十分「アリ」

道具不要で手順も簡単なので、費用を抑えたい方やディーラーに行く手間や時間を省きたい方は自分で試してみる価値は十分アリだと思います。
今回購入したフィルターは、性能面でも純正品と遜色がないように感じたので、出費も抑えられて短時間でサクッとできるセルフ交換の方が楽だなと感じました。
個人的には、今後は余程のことがない限りセルフ交換で十分だと思っています。
今回フィルターが中々入らないというトラブルはあったものの、コツさえ掴めば交換は短時間で終わります。

簡単にできたので、よろしければ試してみてください。